鈴木駿くん
「みなさんこんにちは。
 植松真次役を演じました、鈴木駿です。
 今日は皆さんここまで足を運んでくれてありがとうございます。
 ものすごい今緊張しています」

会場から暖かい笑いが。
「やっぱりこの映画は戦争の映画なんですけど、
 貧しいんだけど心はすごい豊かに感じられる映画だと思うんで
 是非若い人にも見ていただきたいなと思います。
 えっと…ちょっと行彦さんと被ったかも知れませんが(笑)」

と隆博くんを見る駿くんを見てニコニコの隆博くん。
「あともう一言。
 みなさん、是非もう一度帰りにチケットもう一枚買って(会場笑)また見に来てください。
 どうもありがとうございました。」


菅原浩志監督
「今日は…」
しゃべり始めていきなりマイクが入っていないというアクシデントに見舞われ、
俊くんがもう一つのマイクを渡して、やっとお話へ。
「今日はようこそいらっしゃいました。
 この映画の初日に駆けつけてくださって本当にありがとうございます。
 この映画は宗田先生の原作を元に作らさせていただいたんですが、
 映画の原点になっているのがご覧になっていただいた豊川海軍工廠。学徒動員の子供たちです。
 わずか25分間の中に亡くなった方々の数は3000名。
 このことを日本中の人達が知らないまま現在にいたっているわけなんです。
 この数はなくなった方の3000名は
 9.11・世界同時多発テロでなくなった方々の数と同じなんです。
 今世界でこういうことがあれば世界中が震撼する話なんですが
 61年前、軍事報道規制があり、広島の原爆が落ちた為に
 豊川海軍工廠のことはほとんど報道されることがなかったわけです。
 今、私たちが置かれている環境が非常に恵まれている環境であるということ、
 で、今の人たちに立派な花を咲かせてほしいなと、
 命を大切にしてほしいなという思いでこの映画を作らさしていただきました。
 で実は今日起こしの皆さんに帰りにお花を持って帰っていただこうと思って、
 我々が種からこの4月から育てたお花です。劇場の外にあります。
 8月7日、原爆の落ちた日が8月7日で花の日と思いましたし、
 「早咲きの花」でもあるもんで、ぜひ花を…切花ではなく鉢植えの花を
 みなさんに持って帰っていただきたい。持って帰ってお庭に植えていただきたい。
 用意した鉢の数が3000鉢です。
 亡くなった方の数と同じ数の鉢を用意させていただきましたので、
 是非皆さんの持ち帰りになってこの命を育てていただきたいと思っています。
 本日はようこそおこしくださいまして、ありがとうございました」


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